不思議な話東京と千葉で7つものスポーツクラブをあちこち行き来してる時にあらゆる人々と出会い, いろんなお話をしたことが今でも話のタネになることが多い。 私が勝手にお話するだけなのだけど・・でもこんなに不思議なお話はだまっていられない。 不思議な話をしてくれたのは西船橋のスポーツクラブにいたOさん。 職業はフランス人相手の日本語教師。「今日は雨で残念だけど心はウキウキしています」 と訳してと頼むと「ふらそわーん・・・しゅぽらそー・・・しるぶぷれー・・」とどんどん しゃべってくれた。 そのOさんの不思議な話は2つある。フランスの絵の本を見て思い出したのでそちらの お話。Oさんがフランス語をまなぶために留学していた時のお話。 5階建ての古いアパートの最上階に住んでいたOさんは友達と部屋で過ごしていた。 その日は嵐で1日外にはでられなかった。夕方、嵐がおさまり、 外に出ることに。部屋をでるといつもは暗いはずのらせん階段に陽がさしこんでいる。 いつもと違う光景に上を見上げるとボイラー室のドアがはずれていた。そこから陽が 洩れていたのだった。「風が強くてドアがはずれたんだ」そう思ったOさんは友達と2人で ボイラー室をのぞくために階段をあがっていった。 すると、ボイラー室とばかり思っていたそのドアの向うにはOさんの住む部屋と同じような 部屋がつづいていた。(えっ・・ここってボイラー室って聞いていたけど・・誰か住んでるの?) 少し中をのぞくとどうやら人はすんでいない様子。しかし、部屋の奥に家具などがおいてある。 Oさんは少し中を覗く事にした。ほこりだらけの床、古い床のきしむ音、棚の上の船の模型、 カビ臭い部屋の匂い、すべてを今でも覚えているそう。 部屋を進むと一番奥にさらに階段があった。でも、友達が「もうやめよう、なんだかこれ以上 いると不法侵入になってしまうよ」、Oさんもなんだかあの階段は恐い気がした。 それ以上は行けなかった。 部屋をでた二人はすぐにアパートの管理人に連絡をしてきてもらった。 管理人はOさんがおかしなことを言うのですぐにやってきた。 「Oさんの部屋の上はボイラー室ですよ」そう管理人は言いながら上の階へ。Oさんもついていく。 すると、はずれていたはずの部屋のドアが元通りに閉まっていた。Oさん、「あれ、このドアはずれていたんだけど・・・」管理人はカギをまわしてドアをあけた。 中はボイラーの機械がある狭い空間だった。しかしその奥にもう1つの扉があった。 管理人はこちらも開けてみるか・・とそのドアを開けたら・・・・ 真っ暗なその部屋の床には真っ黒なミイラが横たわっていた。 本当のお話。その後、警察の事情聴取を受けたOさんは次の日の新聞にも載って 有名になっちゃったとか。 ところでその部屋にあったはずの家具や船の模型はなんだったのか。ミイラの部屋には なかったそう。Oさんの幻想か・・・でもOさんは「本当に船の模型を見たんです、こうして 手にとってもちあげたんです」新聞記者や警察の人達に話をすると、みんな信じてくれたそう。 フランスは、昔からの建物をこわしてはいけないというような風習があって特に山の中に は古いお城が今でもあちこちに建っていて誰も近づかないそう。 フランス人は昔生きた人の霊だとか魂だとかの存在をほぼみんな信じていて、疑わないのだそうだ。 そのアパートもどれだけ古いのかしらないけれど、築100年の建物に普通に住むフランスは 管理人さんだってアパートのすべてを把握していないのだなあ。 それにしてもOさんの話、すごい。ミイラの部屋を開けた瞬間には緑色のどろどろ した物体がさーっと溶けて消えたのも見たのだとか。 それは日本でも一時ゲームに登場したような・・スライムだっけ。あれもおばけの一種らしい。 もう1つ不思議なお話があるけれど疲れたのでまた今度・・・
by tomoboulo
| 2005-05-15 13:35
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